コミュニケーション力は、会話力が重要です。
今回は、5つのポイントで、好印象の会話力を身につけましょう。
<<<目次>>>
●声の使い方
●間と取り方
●話すスピード
●表情
●聞き方
●声の使い方
「おはようございます」
「ありがとうございます」
などの挨拶は基本ですね。
そのとき、第一音目の言葉「お」、「あ」がはっきり聞こえると聞こえないとでは印象が変わります。
少し意識をするだけで、ハツラツとした印象になります。
声は体から出ます。
歌を歌う時もそうですが、腹式呼吸がとても大切です。
すると、声が通ります。
声には、個性がありますが、どんな声でも、しっかり気持ちを込めて話すことが良いとされています。
ポイントは、「息」と「表情」です。
例えば、「そうですね」という言葉を息を交えて言ってみる時とそうでない時では、相手の感じ方も違います。
たとえ、電話のように、相手が見えなくても、表情豊かに話すと、顔が見えなくても、その表情が声に伝わります。
声に感情は入れた方が、相手に響きますね。
●間のとり方
人には歩くテンポ、話すテンポなど、個人差があります。
絶妙な「間」は、相手との「意気投合」つまり「息の合う」空間づくりにつながります。
人それぞれ「間」のリズムは違います。
まずは、相手のテンポ(呼吸)に合わせること。
落語や、漫才などの「間」は絶妙ですよね。
ときどきあえて、「間」のタイミングをずらすことも、笑いや共感の感情へつながるのでしょう。
●話すスピード
会話のスピードで人の印象は変わると思いますか?
実は、話す速さで、無意識にイメージをいだいていることがわかってきています。
一般的に聞き取りやすい話すスピードは、1分間に300字程度と言われています。
しかし、人は機械ではありません。話す場所、話す内容などによっては受ける印象が違うのです。
話すスピードで人が感じるイメージは想像がつくと思います。
話すスピードが速い・・・「頭の回転が速そう」「疲れそう」「うるさい」「威圧的」
話すスピードが遅い・・・「穏やかそう」「優しそう」「上品」「じれったい」
例えば、早口な有名人といえば、黒柳徹子さん、明石家さんまさん。逆に、ゆっくり話す有名人をあげるとすると、深田恭子さん、大竹しのぶさん、GACKTさん、池上彰さんあたりでしょうか。
ゆっくり話す人は、言葉も少ない。聞き取りやすい。穏やかな印象をもち、肯定的なイメージにつながります。
逆に、速い人は、言葉が多い。頭の回転が速い。楽しい印象はありますが、疲れる。やかましいなど否定的なイメージが残る可能性が高いです。
人は緊張すると早口になります。マシンガントークはあとで、「何、話したっけ?」と内容が残らないこともあります。
特に女性は、早口より、「ゆっくり」な話し方をすると、上品で丁寧な印象を与えます。そして、「また会いたい」と好印象が残るでしょう。
●表情
好印象の人は、表情豊かな人が多いです。
つまり、リアクションが豊かなのです。
「表情筋を動かしましょう」
顔は約30種類の表情筋で構成されています。
そして、その7割が口元にあるそうです。
人の第一印象は、顔の美人な人ではなく、実は、表情豊かな人が良い印象となります。つまり、表情筋をたくさん使っているのです。
表情筋を使うことは、若さの秘訣です。
最近はマスクがエチケットとなり、マスク着用の時間が増えましたよね。と同時に表情筋を使うことが減ってきています。
今や、表情のポイントは、眉と目です。
眉と目の表情で印象が決まってしまいます。
ですが、マスクの下で笑顔で口角を上げることで自然と目に表情がつきますよ。
●聞き方
実は会話力は聞く力と言っても過言ではありません。
会話中の相手の反応は気になるものです。
やはり、無表情や無反応は、印象が悪いですね。
相づちと笑顔は基本です。
も非言語的コミュニケーションで簡単なようですが、意外に難しいです。
相づちは、タイミングと回数がポイントです。
ちゃんと相手の話を聴いていないと、妙なタイミングでうなづいたり、相づちの回数が多すぎるのも不快感を与えかねないので避けましょう。
笑顔は自然な笑みがコツです。笑いすぎたり、「ニヤニヤ」「フッ」などの冷笑はNGです。
この時も、口角を上げるだけで、顔の印象は良くなります。意識しましょう。
◆◇◆まとめ◆◇◆
「聞く」と「聴く」は違います。
会話は「聴き方」次第で、とても良い印象が残ります。
相手の話は、最後まで聴きましょう。
そして、目をみて、耳を傾けて、好感の持てる姿勢で会話しましょう。