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第一印象を良くするための「年賀状の書き方」があれば教えてください

年賀状は、年の初めのご挨拶。

今では、さまざまなスタイルがあります。

 

今回は、年賀状の印象についてご紹介いたします。

 

<<<目次>>>

●年賀状の本来の意味は?

●縦書きと横書きの印象は?

●「壽」「賀正」は正式?


●年賀状の本来の意味は?

年賀状の始まりは、平安時代にさかのぼると言われています。

これは、平安時代の学者・藤原明衡の作った手紙の文例集の中に、年始の挨拶の文例があったためです。

年の初めに、貴族の一部で手紙で挨拶をしていたのです。

 

庶民に広まったのは江戸時代で、町飛脚によって町民などが手紙を出すようになりました。

明治時代に郵便はがきが売り出されたことなどから、今の年賀状のスタイルになりました。

 

ですので、本来、高貴な方が出す挨拶だったのです。

●縦書きと横書きの印象は?

年賀状は、日本の伝統文化です。

日本語の字の流れは、縦書きにできているため、正式は縦書きです。

 

現在、公文書も横書きになっていますので、どちらでもいいですが、ビジネスや、年配の方への年賀状は、縦書きの方が重みも感じ、印象がいいでしょう。

●「壽」「賀正」は正式?

年賀状は年の初めの挨拶です。

 

実は、漢語の一文字賀詞「壽」「福」や、二文字賀詞「賀正」「迎春」などは、目下のものへ向ける言葉です。

ですので、失礼に当たる場合もあります。

 

漢語ならば「謹賀新年」「恭賀新春」など。

和語ならば「あけましておめでとうございます」「謹んで新春のお喜びを申し上げます」などがいいでしょう。

英語は、相手が日本人の場合は、砕けたフレンドリーな印象になりますので、気をつけたいですね。

 

また、年賀状は、挨拶が目的です。

要件や、PRなどは、避けましょう。


◆◇◆まとめ◆◇◆

 

年賀状は、新年を迎えた最初のご挨拶です。

字の上手下手に関わらず、丁寧に気持ちを込めた書くことが大切です。

 

最近では、年賀状の挨拶も減りつつあります。

日本伝統文化の一つとして、残していきたいですね。