第一印象の決め手は、見た目が大事です。
ですが、ちょっと想像してみてください。
外見がとても美人で素敵な人。
でも・・・
香り(匂い)がきつかったら・・・。
動物は、自分の匂い(フェロモン)をだして、マーキングしたり、
異性を惹きつけたりします。
人間も同じです。
私たちの身の周りには、さまざまな香りが存在します。
花や海などの自然な香り。
香水や芳香剤などの人工的な香り。
人には五感があります。
視覚・聴覚・味覚・触覚・そして嗅覚。
嗅覚の最大の特徴は、唯一、
直接、大脳辺縁系に伝えられることです。
大脳辺縁系は、人間の本能や感情の
身体の生理機能をコントロールしている部分です。
その中に“海馬”と呼ばれる記憶を司る部位があり、
香りはダイレクトに海馬に届きます。
そして、記憶が鮮明に残ります。
つまり、視覚を使う「見た目」の印象より
嗅覚を使う「香り」は記憶に残りやすいのです。
最初の香りが良ければ、好印象に。
逆に、その香りが不快なら悪い印象が残ります。
しかも、何気なく嗅いだ香りが本能に届くのです。
あるアンケート調査で、異性の好きな香りを聞いたところ、
男女ともに、
第1位は石鹸やシャンプーの香り。
第2位は無臭。
だったそうです。
一般的に好まれる香りは、
フローラル系、柑橘系、爽やか系です。
ただし、ローズや、ミントなどの香りには注意。
トイレの芳香剤を思わせるような香りは避けましょう。
人工的な香りや、科学的な香りには要注意です。
香りは、人それぞれ好みが違います。
自分が好きな香りが、必ずしも、他者も好きとは限りません。
使い方として、香水など、必ずしも身体につけなくても、
ハンカチなどに、香りを忍ばせる方法もあります。
また、日本人は、香りを楽しむ文化があります。
マナーとして、食事のときは香水は控えましょう。
特に、お寿司屋さんではタブーですね。
◆◇◆まとめ◆◇◆
第一印象の効果を高める香りを選ぶポイントは、
「相手が好む香りなのか?」
「本人の雰囲気に合っているのか?」
が大切になってきます。
ですので、好き嫌いがはっきりしているような香りは避けるべきです。
香りで勝負するときは、自身の体臭も考慮したうえで、
選びましょう。
どんな香りも、つけすぎはNG.
ほのかに香る程度が無難でしょう。