ダイエットといえば、食欲との戦い。今回は、食欲についてご紹介します。
<<<目次>>>
●食欲とは?
●「ニセモノ」の食欲
●食欲色
●青にも注意
●色彩心理ダイエット
●食欲とは?
そもそも食欲とは何でしょう?
簡単に言うと、
「食べ物を食べたいという欲求」
です。
食欲をコントロールしているところは、大脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢です。そして、どこで、何を、どのくらい食べようか?などと行動の制御をしているところが前頭葉。
ちなみに、食欲には2つあります。
「精神的な食欲」と「本能的な食欲」
本能的な食欲は、空腹を満たそうとする食欲。もう一つの精神的な食欲は、視覚、味覚、嗅覚、イライラ、ストレスなど刺激からくる食欲です。
●「ニセモノ」の食欲
本能的食欲は、栄養が不足すると空腹を生じ、満腹になると満足する。
やっかいなのは、精神的食欲。
例えば、イライラして「やけ食い」などは、満腹信号が働かない。延々と食べ続けてしまいます。また、「こんなに美味しいもの、残すなんてもったいない」と食べきり、食べ終わったときの満足感がたまらない。
こんな食欲は、ニセモノであり、自分自身がつくりだしているものです。
●食欲色
一般的に、食欲の色といえば、赤や、オレンジ、黄色などの暖色です。
人は、鮮やかな色を見ると、食欲を刺激され、食べたい欲求が増します。
例えば、赤ちょうちんを見ると、なんとなく立ち寄りたい心理が働きます。
食欲の色は、食育としては、とても大切なこと。食のバランスとし、さまざまな色のものを食べることを指導しています。
食欲色は、文化や環境によって影響されます。
特に、日本人は多彩な食欲色を持っているといわれています。
例えば、赤、黄の一般的な食欲色に加えて、白米や豆腐の白、ゴマや海苔、あんこの黒など、他国に比べると多彩です。日本食は世界的にも認められていますよね。
また、アメリカの子どもたちは、青や紫などカラフルなお菓子を好んで食べますが、近年、海外のお菓子も輸入されていますので、若者たちには受け入れられてきています。
まさに、食大国ですね。
●青にも注意
青は、食欲減退に効果のある色です。
では、青のテーブルクロス、青の皿、青の食材などにすればいいのかというとそうでもありません。
例えば、日本食器によく、白い皿に青の模様のものを見かけますよね。これは、食材を美味しく見せる効果があります。
また、青い食器に黄色のバナナが乗っていたら、補色効果でバナナが美味しく見えます。
●色彩心理ダイエット
食事は、美味しく食べたいですよね。
刺激の食欲ではなく、まずは、リラックスすることがおすすめです。
そのために「青」は効果大。
特に、深くさえた青。フェルメールの青を想像してみてください。
食前に、青を見て、心を落ち着かせると、ニセモノの食欲と本物の食欲の区別が容易になりますよ。
そして、ゆっくりと食事をすることがダイエットにつながります。
ぜひ、お試しを。
◆◇◆まとめ◆◇◆
食べることは、素敵なことです。
太っている人と、やせている人の違いは、満腹ポイントが違うそうです。ダイエットをしないでやせている人は、満腹ポイントで終了。太っている人の多くは、限界ポイントで、これ以上食べられないという満足感で食べ終わると言われています。
そんな時は、途中で、青色をみて、ゆっくりと食べるといいかもしれませんね。